理事長所信

理事長所信及び基本方針


2018年度 理事長 塚原 大輔

はじめに

 『新日本の再建は我々青年の仕事である。この苦難を打開してゆくため採るべき途は国内経済の充実であり、国際経済との密接なる提携である。その任務の大半を負っている我々青年は、あらゆる機会をとらえて互いに団結し、自らの修養に努めなければならぬと信ずる。』
 この一節は東京青年会議所の設立趣意書のものです。敗戦から4年というまだ日本がアメリカの占領下にあり、国家としての主権を回復せず、自分たちの明日の生活も見いだせない中で、1949年に新しい日本の再建という夢と情熱を持った青年たちによって、日本の青年会議所運動は始まりました。
 その志と運動は各地へ伝播していき、我々坂東青年会議所の前身である岩井青年会議所は全国で720番目の青年会議所として1983年にこの地に誕生しました。この青年会議所運動が全国に広がっていったのは、見返りを求めず行動する『利他の精神』、そして『個人の修練・社会への奉仕・世界との友情』の三信条が運動の根底にあったからに他なりません。創始の精神を胸に刻み、困難に正々堂々立ち向かい、明るい豊かな社会を共に創っていきましょう。   

全員で取り組む会員拡大

 我々の想いをしっかりと地域へ伝えていくためには、志を同じくする多くのメンバーが必要です。今後の事業はもとより、40周年を見据えたうえでも今年度の会員拡大は、最重要課題といっても過言ではありません。坂東青年会議所は近年地道に拡大運動を行い、毎年新しい仲間を増やし続けてきました。昨年創立35年という節目の年を迎え、これまでの歴史と、青年会議所とは何たるかをメンバー一同が再認識する良い機会となりました。私は理事長として新たな気概と誇りを持ち、拡大運動の最前線に立っていきます。さらに今年度設置する総務拡大委員会を中心に、『全員で取り組む会員拡大』をLOMの命題とし、拡大目標とする『100%拡大』の達成を目指します。
 また、新たな仲間を増やすばかりではなく、経験ある人達がメンバー間のコミュニケーションを積極的に行い、青年会議所の魅力が何処なのか?会員拡大が何故必要なのか?をしっかりと伝えて、LOM内の情報や認識の共有をしていきます。

『自分(ひと)づくり』、から『まちづくり』へ

 地域の未来を語る前に、自分の会社の明日をしっかりと描けているのか。地域の子供達を語る前に、自分の仕事や家族の問題に向き合っているのか。自分が変わらなければ、他人には変わってもらえない。人が変わらなければ、地域は変わらない。地域を語る前に、自分を律することから始めよう。自分(ひと)づくりからまちづくりを考えていきましょう。これからの坂東を担う覚悟のある青年経済人の集まりとして、我々は社会の担い手としての自覚を持ち、見識を広め、様々なスキルアップに努め、魅力ある人材づくりを目指します。同じ志を持った仲間と励み、絆を深め団結し、共に運動をしていく。地域からの信頼と期待に応えながら、若き行動力を発揮し、想いを伝播しながら坂東の活性化への一助となっていきます。

出向者の全力サポート

 青年会議所には『出向』という制度があります。出向とは坂東青年会議所を飛び出し、茨城県内または全国各地の同志たちと切磋琢磨し、青年会議所運動を展開することです。出向では様々な出会いや交流、出向先での運動で多くの経験を積む機会があり、坂東青年会議所の運動だけでは得られない経験が沢山あります。私自身、茨城ブロック協議会への出向を経験し、スケールの大きな事業・運動を体験してきました。それらに向き合う中で得た経験と刺激は、私の中でかけがえのないものになっています。我々にとって出向により得る経験は、メンバーの自己成長と組織としての飛躍には欠かせないものと確信しています。その機会を提供するためにも多くのメンバーを出向者として輩出し、出向者が存分に活躍出来るようバックアップ体制をLOM全体で整えていきます。

子供は地域の宝であり、地域の未来である

 現代社会においては、価値観が多様化し、技術の進化やネット環境などの普及により生活は非常に便利になり、何でもすぐに手に入る物の豊かさはあるかもしれない。しかし、本来大切にしなければならない「ひととの関わり」や「心の豊かさ」を失いつつあるのではないでしょうか。子供たちは地域の未来を担う宝であると確信しています。次の時代を担う子供たちは、親の背中や地域の大人達の姿を見て育つものであり、学校教育のみならず、社会や日常生活の中で、人間性を確立し、公共性も学び取ります。地域に密着した運動を行う団体として、地域の未来を担う子供たちに道徳心を教授し、子供たちの輝く未来に可能性を広げてあげられるよう努めなければなりません。「心の豊かさ」「他人を思いやる気持ち」を伝え、「郷土愛」を抱けるような事業・運動を共に創っていきます。

共創のまちづくり
 どんなに優れた人でも、一人で出来ることには限界があります。一人で考えるより、皆で知恵を出し合えばどんな問題でも解決出来ると信じています。同じ志を持った仲間が力を合わせれば、想像以上の大きな力になることは間違いありません。それは行政・各種団体との連携でも同じであると信じています。より良いまちづくりを行っていく上でも、様々な連携を図り、人と人の繋がりから生まれる信頼関係を育む。その繋がりこそが、地域に根差したまちづくりの実現に欠かせないはずです。この連携を深め信頼関係を築くことで、有事の際に迅速な行動をおこせる体制を整えることも可能となり、坂東青年会議所が行う運動の浸透にも重要となるはずです。我々は垣根を越え、市民が一体となった坂東を共に創っていきます。

結びに

 志を同じく切磋琢磨できる仲間がいて、青年会議所に対して理解をしてくれ、応援し送り出してくれる家族や職場の人々がいる。今の自分があるのは当然なのではなく、幸せなことであると思います。感謝の気持ちを忘れず、一度きりの人生、後悔のないよう使命感を持ち、青年らしく失敗を恐れず行動し続けます。
 一年間どうぞよろしくお願い致します。

基本方針

  • 全員で取り組む会員拡大
  • 地域に求められる自分(ひと)づくり
  • 郷土愛と魅力あるまちづくり
  • 地域の未来を託せる青少年健全育成
  • 茨城ブロック協議会への出向者の輩出